福知山市雲原、大江山鬼そば屋(荒砂和浩さん経営)の母屋2階軒下に、直径40センチほどの大きなスズメバチの巣がある。ハチがいなくなって久しく、縁起ものとしてそのまま置いていたが、ひょんなことで新しい住人がいることが分かった。ヒヨドリがハチの巣をリフォームして新居を構えていた。 ハチの巣近くの壁に店のパトライトを設置する電気配線工事の最中に分かった。18日に屋根に上った工事業者が目を凝らすと、ハチの巣の中でヒナたちが口を開けていたという。 ハチの巣がある場所は、2階の開かずの間の前にある軒下。人の気配がなく、雨風もしのげるとあって、子育てする親鳥にとって「良い物件」だったようだ。 入り口用に穴を開けて、中にはワラを敷き詰めてうまく再利用している。 荒砂さんは「様子を見に行ったら親鳥が心配そうにざわつくので、刺激しないようにしています。ハチの巣は長年あるけど、まさか鳥の巣になっているとは…」。