[ベルリン 17日 ロイター] - 自動車レースF1のドイツ・グランプリ(GP)が、1960年以来、初めて行われないことになった。ホッケンハイム・サーキットの代表が明らかにした。 ドイツGPは近年、ニュルブルクリンクとホッケンハイムで交互に行われてきたが、今年開催予定だったニュルブルクリンクは経済的負担の大きさを理由に契約に至らなかった。代わりにホッケンハイムが2年連続開催に名乗りを挙げたが、時間が足りず「質が落ちてしまう」ことを理由に断念した。 ドイツGPは今季第10戦として、7月19日に行われる予定だった。昨季はメルセデスのニコ・ロズベルクが優勝し、1930年代以降で初めて、ドイツのチームのドイツ人ドライバーが優勝したが、観客数は伸び悩み、両サーキットとともに興行的に苦しんでいた。