砥石で加工される材料や素材は多岐にわたります。鉄鋼材料から、ニッケル合金、アルミ合金、チタン合金、銅合金、マグネシウム合金、FRP(強化プラスチック)、石材、ガラス、セラミックス、磁性材料、ゴム、プラスチック、ゴム、樹脂、超硬、フェライト、焼結体各種、半導体、サーメット、PCD、宝石など枚挙に暇がありません。また今日日は繊維やガラス等で強化されたプラスチック等、従来の加工法では容易に加工できないものも出てきています。このコーナーでは、こうした材料の機械的特性や特徴、成分などを見ていきます。なお、JIS規格などで材料の機械的特性についての規定がある場合、寸法に留意する必要があります。材料によっては寸法が変われば、機械的特性も変わります。 鉄に添加元素を加え、炭素量を調整すると鋼になります。鉄や鋼は元々の成分と、その後の熱処理(焼入れや焼戻し等)によって様々な性質を持つことができる材料です。鍛