ウォシャウスキー兄弟の新作『Vフォー・ヴェンデッタ』 2006年3月22日 コメント: トラックバック (0) Jason Silverman 2006年03月22日 映画『Vフォー・ヴェンデッタ』が始まってすぐ、マスクを付けた「V」と名乗る復讐者がポスターに自分の頭文字を刻み付ける。この馴染み深く感じるシーンの剣の動きは『快傑ゾロ』から拝借したもので、その刻印は無政府主義のシンボルマークを逆さまにしたように見える。 ラリーとアンディのウォシャウスキー兄弟(『マトリックス』シリーズの監督)は、『Vフォー・ヴェンデッタ』の冒頭から文学、宗教、政治、ポップカルチャーなどの引用を詰め込んでいる。こうした引用は、セックス・ピストルズ、『イパネマの娘』、『モンテ・クリスト伯』、ベートーベン、シェイクスピアの『十二夜』、ベニー・ヒル[イギリスのコメディアン]など多岐にわたる。 『Vフォー・ヴェンデッタ