元CIAテロ対策アナリストで、現在はセキュリティコンサルティング企業BERG Associates社CEOとして報道番組等で活躍中のテロ専門家ラリー・ジョンソン氏のブログ『NO QUARTER』から、イスラエルのレバノン攻撃に関する7月15日付記事を以下に全文翻訳して掲載。 (参考)イスラエルとヒズボラの戦闘、及びイスラエル軍によるレバノン侵攻までの経過 (ワシントンポスト紙の報道から抜粋) 6月25日、イスラエルのガザ地区撤退以来初めて、パレスティナの武装兵士達がガザ地区からイスラエル側を急襲し、イスラエル兵2人を殺害、19歳の兵士1人が拉致された。拉致された兵士の救出のため、イスラエル軍はただちに戦車とブルドーザーでガザ地区へ侵攻し、空軍によるガザ地区への空爆も開始された。 7月3日、イスラム原理主義組織ハマスの発射したロケットがイスラエルの都市アシュケロンに着弾し、紛争は激化。7月1