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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/foreignpolicy (3)

  • CBS記者レイプ報道の歪んだ真実

    ある女性は一緒に飲みに行った職場の先輩にレイプされ、その後2年間もその男と働くことを強いられた。同僚にレイプされた別の女性は、職場内にある教会の牧師に助けを求めると「レイプされたのは神の思し召しに違いない」と言われたという。 彼女たちが働いていた職場──それは米軍だ。 上で紹介した話は今週、バージニア州の連邦地裁で、ロバート・ゲーツ米国防長官とドナルド・ラムズフェルド前国防長官を相手取って集団訴訟を起こした人々の体験談だ。女性15人と男性2人で構成する原告団は、米軍内でレイプや性的暴行が増加する状況を国防長官が放置してきたと主張している。 昨年3月の報告書によると、09年度に米軍内で起きた性犯罪の件数は前年比11%上昇。しかしこの数字は実際の件数の20%程度に過ぎないだろうと、国防総省は認めている。 軍は特殊な職場環境ではあるが、性犯罪がはびこるのは軍だけではない。ある統計によれば、アメリ

  • カタールW杯なんて正気じゃない(負け惜しみじゃなく!)

    歓喜の瞬間 2022年大会の開催地決定に沸き立つカタールサッカーファン Khaled Abdullah-Reuters FIFAワールドカップの2018年と2022年の開催国が、それぞれロシアカタールに決まった。世界のスポーツ界、サッカー界にとっては驚くべき結果だった。 なぜロシアカタールなのか。 正直、ロシアはある意味理解できる。投票前から、ロシアとイングランドの2択と見られていた(実際には、過半数を得る国が出るまで最下位の国を除いて投票を続ける制度の下、イングランドが1回目の投票で落選したのは衝撃的だった。FIFAの理事独特の思考回路が示されたかたちだ)。 ロシアはまだ「サッカー途上国」といえるだろう。国内リーグのレベルは、スペインのリーガ・エスパニョーラやイタリアのセリエA、イングランドのプレミアリーグには遠く及ばない。だがヨーロッパの中で中間レベルにあることは間違いない。 さ

    inumash
    inumash 2010/12/06
    負け惜しみじゃねーかw
  • スウェーデンもイスラム恐怖症

    卑劣なイスラム教徒いじめもここまで来たか、と思わせる政党CMがスウェーデンに表れた。ブルカに身を包んだ集団が、歩行補助車を押して銀行窓口へ向かう老女から金を奪おうとする。 このCMは、欧州で強まるイスラム教徒恐怖症の証しであると同時に、世界的な景気後退の産物でもある。 CM中、奥にいる銀行員のような男女が数えているのは国家予算。頭上のカウンターに表示されるその額は、ものすごいスピードで減っていく。その下で、ベビーカーを押すイスラム教徒の女性たちがスウェーデン人の老婦人を追いかける。最後に舞台は暗転し、不吉な暗示で終わる。「年金生活者」と書いたレバーを引くか、それとも「移民」と書いたレバーを引くか──。つまり、両方の面倒を見る金はない、と言うわけだ。 不況がスウェーデン人の反イスラム感情を煽っているのは間違いない。このCMを作ったのは反移民を掲げる極右政党スウェーデン民主党。9月19日の総選

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