新型コロナの患者を受け入れる大阪市内の病院に勤務する看護師の女性がNHKの取材に応じ、感染者の急増で医療現場はひっ迫する中、新たな患者を出さないことが何より大切だとして「コロナを軽く考えず、不要不急の外出を控えてほしい」と訴えました。 中等症と軽症の新型コロナの患者を受け入れる大阪市内の病院に勤務する30代の女性看護師は、ふだんは整形外科の病棟にいますが、ことし8月から新型コロナの患者の治療にあたる病棟に応援で入っています。 女性は、病院ではこのところ特に高齢者の患者が増えていると指摘し、「高齢者は酸素吸入が必要な患者も多いうえ、各地の高齢者施設でクラスターが起きた影響で、認知症の患者も入院していて、治療以外のケアにも時間がさかれ、現場では看護師の人数が足りないと感じている」と訴えました。 また、女性は、感染は誰にでも起こりうるもので、医療従事者は全力で治療にあたるのが責務だとしたうえで、