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歌集のヒットが相次ぎ、SNSには自作の投稿が引きも切らない。そんな空前の短歌ブームを背景にした〈短歌×お笑い×恋〉の三題噺(ばなし)である。 主人公は、漫才コンビ「虎蜂(とらんばち)」のネタ&ボケ担当・虎屋戸太郎(とらやとたろう)。相方だけがブレイクし、同棲(どうせい)中の彼女には浮気され、傷心のまま上がった舞台では客をドン引きさせてしまう。最悪の気分で思わず吐いた自嘲の言葉を耳にした通りすがりの女性に「今の短歌でしたね」と話しかけられたところから、停滞していた彼の人生が動き出す。 若くして短歌結社を主宰する彼女の気を引きたいがために訪れた書店の歌集コーナーで初めて接した現代口語短歌に戸太郎は衝撃を受ける。「たった31文字やのにワシの中に隠れてた欲望や感情が引っ張り出される」。凝縮された表現の力を知った彼は、お笑い界で下剋上(げこくじょう)を果たせるのか……!? 物語の展開はもちろん、テン
まさに破竹の勢いだ。 先月、わずか一週間の間に本格ミステリ大賞、日本推理作家協会賞、そして山本周五郎賞を受賞。十一月の刊行のため、昨年の各種ランキングは対象外となったが、今年、冠はまだまだ増えるに違いない。 主に描かれていくのは、五つのゲームだ。主人公となる高校一年生の射守矢真兎(いもりやまと)がまず挑むのは、「地雷グリコ」。文化祭で一番人気の屋上に出店できるわずか一団体の座を摑(つか)むため、クラス代表として、常勝チーム生徒会と対戦する。 ジャンケンをして四十六段の階段を、パーで勝てばパイナツプルで六段、グーならグリコで三段と上がっていく。そこまではおなじみの「グリコ」だが、独自ルールとして各々(おのおの)三つの場所に「地雷」を仕掛けることができる。事前に相手が指定した段で止まると地雷を踏んだと見なし、十段下がらなければいけない。先に階段を上り切り勝者となるには、どんな手が有効なのか――
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