沖縄県内で新型コロナウイルスの感染が広がっていることを受け、玉城デニー知事は19日、市中感染の拡大防止対策の徹底を県全域に呼び掛ける「沖縄県新型コロナウイルス感染注意報」の第4報を出した。同日には県内で新たに36人の感染が確認され、うち宮古・八重山地域が計13人と増加傾向が続いている。玉城知事は経路不明の感染者割合が5割に近づいているとして「水面下での市中感染拡大に十分な警戒が必要な状況だ」と注意を呼び掛けた。 「感染注意報」は、感染防止と社会経済活動の両立を図る対策として、県が9月から運用している。特定の地域でクラスター(感染者集団)の発生が懸念される場合などが対象で、県は今月14日、宮古島市平良の飲食店に対策を促す「感染注意報」第3報を出した。その後の県内各地での感染発生を踏まえ、県全域を対象とする第4報に至った。 県が19日に発表した新規感染者36人のうち、宮古島市が5人、八重山地域