【大連=渡辺伸】中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎で、中国本土の感染者数は1月31日時点で累計1万1791人となった。中国の国家衛生健康委員会が1日発表した。前日から2102人増えた。死者数は46人増え、259人となった。中国本土以外でも、英国やロシアなどで初感染者が確認され、26カ国・地域に広がっている。武漢市トップの馬国強・市党委員会書記は31日、国営中央テレビで「責
中国の湖北省武漢市の医師が新型のコロナウイルスによる肺炎の患者が出たことが公表される前にSNS上で情報を発信したとして、警察当局から処分を受けていたことが分かり、ネット上では医師を擁護し当局の対応を批判する声が高まっています。 当時、武漢市では肺炎患者の発生について公表されていなかったことから、この医師は病院から事情を聞かれた後、警察当局に呼び出され「事実でない情報を広め社会秩序を乱した」として訓戒処分を受けました。 医師は取材に対し「情報はデマではなく警鐘を鳴らそうとしただけで、社会にパニックを起こそうという考えは全くなかった」と反発しています。 医師がとった行動についてネット上では「公共の危機を勇敢に暴き出した」などと擁護する書き込みが相次いでいて、警察当局を批判する声が高まっています。 武漢の警察当局は先月初旬、感染拡大に関するネット上の書き込みを理由に「デマを流した」として市民8人
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