フランスのテロ事件で中東のイスラム過激派の影響が指摘されるなか、内戦が続くシリアに渡って過激派組織に加わった外国人の間で過激な思想に染まって自国に戻る動きが出ており、新たなテロの拡散が懸念されています。 フランスで相次いだ一連のテロ事件では、容疑者の1人がイエメンのアルカイダ系過激派組織とのつながりを主張したほか、別の容疑者は「イスラム国」を攻撃する欧米各国への復しゅうだと主張しました。 こうしたなか、内戦が続くシリアへの外国人の密入国をあっせんしているグループの男が12日、トルコ南部で、匿名を条件にNHKのインタビューに応じました。 このグループではこれまでにリビア人やチュニジア人といったアラブの人々に加えて欧米諸国の人々合わせて1300人以上の外国人の密入国をあっせんし、一部は「イスラム国」などの戦闘員になったということです。 しかし、去年からこうした外国人の間で自国に戻る動きが目立つ