玉ねぎ頭に、パンダ愛に、ユニセフ大使──。明るいイメージと軽快なおしゃべりで、老若男女に愛される黒柳徹子。唯一無二な存在感とタレントとしての華やかなキャラクターに目を奪われがちだが、彼女はNHKが放送を開始した日からテレビに出続け、自分にしかできない仕事で結果を出し続けてきた「超一級のビジネスパーソン」にほかならない。 司会を務めるテレビ番組「徹子の部屋」は44年、「世界ふしぎ発見!」は33年、ユニセフ大使は35年。関わった仕事がどれも長く続いているのは、その裏で「自分の思い通りに仕事ができる状況」をつくるため、勉強を重ね、独自のチームづくりを実践してきたからだ。 「面白いと思うことをやってきただけ」と彼女は言うが、まだ女性が自分の力で自由に生きることが難しかった時代から、いくつものボーダーを軽やかに超えてきた黒柳徹子。そんな「元祖セルフメイドウーマン」である彼女がワクワクする瞬間とは?