「花粉症の治療薬を保険の適用から外して、全額自己負担に!」 この夏、全国の花粉症患者を敵に回すようなショッキングな提言が出された。 なぜ反発覚悟で提言を? 実は「あなたの健康保険が、将来なくなってしまうかも!」という危機が迫っているからだ、という。 現役世代のあなたを待つ、この国の「未来予想図」とは…。 (小泉知世) けんぽれん? 最近ある団体が、たびたび厚生労働省の記者クラブにやってきては、厳しい提言を立て続けに発表、世間をザワつかせている。 ①花粉症治療薬は自腹で買え! ②75歳以上の窓口負担は2割にUP! ③保険料率30%時代に突入! ④健康保険がなくなるぞ! 訴えているのは、「健保連(けんぽれん)」=「健康保険組合連合会」だ。 大企業の「健康保険組合」約1400で構成され、サラリーマンとその家族、約3000万人が加入する大きな組織だ。 花粉症の薬が高くなる? 健保連が目を付けた、花