文/藤原邦康 十分な睡眠を取るためには体内時計である概日リズムを正常に保つことが重要です。そして、概日リズムをつかさどる視交叉上核の土台である蝶形骨(ちょうけいこつ)にストレスをかけないこと、そして、蝶形骨にゆがみを生じさせないことが重要であることを前回の記事で述べました。「蝶形骨にストレスをかけない」とはどういうことでしょうか? そして、蝶形骨がゆがんでいるかどうか、どう判断したら良いのでしょうか? 目や鼻の左右差をチェック 蝶形骨は目や鼻の奥にある頭蓋骨の一部です。そして、咀嚼筋の偏った緊張の累積によって蝶形骨にストレスがかかり、それが長く続くと、徐々にゆがみや傾きを生じる可能性があります。蝶形骨が傾いてくると、次第に眼の大きさや位置、鼻孔の大きさに左右差が生まれてきます。つまり、顏の見た目をチェックすると、蝶形骨のゆがみの有無を確認することができます。 女性の場合は化粧の際など、日常