【動画】96歳店主のビリヤード場が70周年=中里友紀撮影常連客のプレーを眺め、スコアを数える南川千代さん=大阪市阿倍野区、中里友紀撮影いま店を切り盛りしている娘の範子さん(左)と、千代さん=大阪市阿倍野区、中里友紀撮影ツタがからまる洋館の「保名倶楽部」=大阪市阿倍野区、中里友紀撮影「女ハスラー」として店を切り盛りしていた若い頃の南川千代さん=保名倶楽部提供「女ハスラー」として店を切り盛りしていた若い頃の南川千代さん(右)=保名倶楽部提供 【湊彬子】阪堺電気軌道の路面電車の音が響く大阪市阿倍野区の路地裏に、小さなビリヤード場がある。大正時代の建築と言われる洋館で営業する「保名(やすな)倶楽部」。店主の南川千代(ちよ)さんは96歳。気丈な「女性ハスラー」として一代で店を育て、昨年、70周年を迎えた。一時寝たきりになったが、家族や常連客の支えで復帰し、店を見守る。 「ひとーつ」「ふたーつ」。