ポイント ・ソースコードやRDBを解析し仕様をひも解くリバース・エンジニアリング ・クラス図やシーケンス図,E-R図の生成機能は実用レベルにきた ・適用範囲と仕組みを知り,複雑化したシステムを解きほぐそう システム障害やトラブルの対応にとまどう,システムの改修時に膨大な調査がかかるーー。こんな経験はないだろうか。これらは現行のシステムが“ブラックボックス化”しているのが大きな原因である。そのうえ,度重なるプログラム変更や機能追加などでシステムのブラックボックス化は進むばかり。「もはや仕様書をそのつど現行システムに合わせて修正するのは限界がある」(テクノロジックアート社長 長瀬嘉秀氏)という声は少なくない。 そこで今,にわかに注目を集めているのが「リバース・エンジニアリング」だ。リバース・エンジニアリング(以下,リバース)とは,現行のシステム(ソースコードやデータベース)を解析し,その仕様を
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