ROADM(reconfigurable optical add/drop multiplexer)とは,波長多重方式とパス管理の技術を組み合わせ,超高速・大容量の伝送ネットワークをうまく運用するための技術である。都市圏エリアをカバーする光コア・ネットワーク網を柔軟に効率よく運用できるため,NGNでの利用が見込まれている。 ROADMでは,IPネットワークと接続する「ROADM装置」を,光ファイバでリング状につないだ構成をとる(図)。各装置では,波長多重された光信号から任意の波長の光信号を取り出せ,逆に任意の波長の光も混ぜられる。このおかげで,電気信号に変換せずにパスのフレームを取り出せるので,超高速の伝送速度を保ったまま,柔軟なパス管理が可能となる。 ROADMは,RPRのようにパケット単位で出し入れするのではなく,従来のSDH/SONETのように装置間で光信号を使ってデータを転送するパ
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