藤田正美の時事日想: 安倍政権が成立して以来、日本の外交政策にはグランドデザインがあるように見えていた。オバマ米大統領との首脳会談、ASEANへの訪問、TPP交渉への参加表明、ロシアとの首脳会談等々。民主党政権下で官僚が逼塞(ひっそく)していた時代に、営々と築き上げてきた政策であるようにも思えた。 【拡大画像、ほか】 その中で、突如浮上したのが飯島勲内閣官房参与の北朝鮮「電撃訪問」である。この訪問は北朝鮮から持ちかけられたものだろう。米韓合同演習にかこつけて、強硬姿勢をとり続けていた金正恩第1書記は、後ろ盾だった中国からも金融制裁を受け、袋小路に入り込んでいる。核兵器の放棄を条件とする米国とは、なかなか話の糸口がつかめない。 そうなると北朝鮮が狙ってくるのは、日本だ。日本は「拉致問題」について強い国民感情があり、この問題で北朝鮮側が多少の譲歩をすれば、日本も制裁措置で譲ってくる可能性
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く