【パリ時事】スペインからの報道によると、同国第2の都市バルセロナを抱える東部のカタルーニャ自治州議会は28日、州内での闘牛を2012年1月から禁止する州法改正案を賛成68、反対55で可決した。国民的娯楽として知られる闘牛が非合法化されるのは、スペイン本土で初めて。 興行での動物虐待を禁じた同州法は、闘牛を適用外と規定。闘牛に反対する動物愛護団体が18万人分の署名を添え、この規定の削除を求める請願を提出していた。 採決が行われた州議会周辺には、禁止賛成、反対の両派が横断幕やプラカードを掲げて集結。改正案が可決されると、禁止賛成派から大きな歓声が上がった。 [時事通信社]