真冬の受験(1月18日) 今年も道内をはじめ本州の日本海側を中心に、荒れた天気の中で大学入試センター試験が行われた▼思い通り力を発揮した人、不本意だった人−。自己採点を終え、心模様はさまざまだろう。2次試験も待っている。私大、高校入試もヤマ場を迎える。くれぐれも体調管理に気をつけて、全力を出し切ってほしいと祈らずにはいられない▼それにしても、降り注ぐ雪にまみれて試験会場に向かう受験生の姿を見るたびに、不公平だなあと思う。交通機関が運休したら大変だ。家族ともども週間天気予報にやきもきする。不測の事態への準備や気苦労は、晴天に恵まれやすい本州の太平洋側の受験生の比ではない▼「このくらいの試練を越えられないでどうする」と精神論を唱える人もいるかもしれない。だが、このハンディは北国の若者が当然のように受忍しなければならないものとは思えない▼咲き誇る桜の下、東京で入学式を挙行するには、現行の受験日程