路上に放置された犬のふんの周りをチョークで囲み、発見日時を書く取り組みが広がっている。 「イエローチョーク作戦」と呼ばれ、京都府宇治市が2016年に始め、他の自治体でも導入や試行が相次ぐ。シンプルだが、飼い主に周囲の目を意識させ、ふんの放置が減る効果があるという。 この取り組みを発案したのは、宇治市環境企画課の柴田浩久さん(51)。警察官が違法駐車の取り締まりで道路にチョークで印をつけていることにヒントを得て、出勤や帰宅の途中に試してみたところ、放置されるふんが減った。 そこで、16年1月から、警告の意味を持つ「イエローカード」にならったイエローチョーク作戦を本格的に開始。