タグ

2023年11月3日のブックマーク (2件)

  • 日本人が知るべき「反ユダヤ主義」拡散の深い背景

    世界は連日、パレスチナ自治区ガザでイスラエルの攻撃によって子どもを含め、大量の一般市民が犠牲になっている惨状を見せられている。結果的に中東への基的知識がなくとも、瓦礫の中で血に染まる犠牲者の映像に毎日触れ、心が揺さぶられている。 人道危機に陥ったガザ市民を救うべく、欧州連合(EU)をはじめ、多くの国々が人道回廊をつくり、一般市民の犠牲を最小限にとどめるための市民の脱出ルート確保と水や電気、糧、医療支援などのライフラインの復旧をイスラエル政府に迫っている。 客観性や科学的合理性では事象を読みにくい中東情勢 中東情勢ほど分析や理解が困難な地域はないといわれる。理由は、中東で発信される言論がつねに客観性に欠けたプロパガンダや主観的主張に覆われているからだ。そのため客観性や科学的合理性を重視する欧米のコンテクスト(文脈)からすると、発生する事象を正確には読みにくい。 日国内ではユダヤ系、アラ

    日本人が知るべき「反ユダヤ主義」拡散の深い背景
  • 「日本国の人口の3分の1が死に絶えた」鎌倉時代に起きた歴史的な異常事態とは?

    さとう・ゆうき/1981年生まれ。東京大学卒業後、同大学大学院人文社会系研究科に進み、博士(文学)を取得。現在、立教大学文学部教授。専門分野は日中世史、近代史学史。著書に『日中世初期の文書と訴訟』など。 ニュースな ビジネス・経済から、エンタメに教育政治まで…。世の中には山のように書籍が存在する。その中から「読んでためになる」「成長できる」「思わずうなる」ような書籍を厳選し、その一部をお届けする連載。話題の新刊から埋もれた名著まで、きっと素敵な発見があるはずだ。気になる書籍があれば、ぜひ元の書籍を読んでほしい。 バックナンバー一覧 トラブルが起きて裁判に臨む際、現代ならば成文の法律がある。だが、源頼朝が1185年に東国に打ち立てた武家政権は、先例の積み重ねをもとに判決がくだされる慣習法の社会だった。1221年に後鳥羽上皇が鎌倉幕府に戦いを挑んで破れると(承久の乱)、西日に広がる上

    「日本国の人口の3分の1が死に絶えた」鎌倉時代に起きた歴史的な異常事態とは?