僕の住む地区では、空き缶、空き瓶は、公民館のゴミステーションに捨てる。 ビールの空き缶がたんまりとたまったので、朝、捨てに行った。 アルミ缶とスチール缶を分別して、ビンも色に分けて捨てる。 空き缶カゴは、高さ１ｍ、人が入れるくらいの、かなり大きなカゴ。 そこに、ガラガラガラっとカンをいれた。 夕方。 あれ？スマホが無い。 場所検索をすると、・・・・公民館っぽい。 胸ポケットに入れてたスマホが、空き缶カゴで前かがみになったときに落ちた？ やべ 行ってみた。 「スマホの音を鳴らす」を試してみた。 すると・・・・・・空き缶カゴから、軽快なミュージックが！ チャンカ・チャンカ・チャンカチャンカ・・・・♪ ひえーー 空き缶カゴに体を突っ込んで、探す探す探す・・・・・ 空き缶を掘っても、掘っても、周りから崩れてくるから、スマホが見えん。 でも、軽快なミュージックは鳴ってる。 あったーーー！ 空き缶カゴ

ワタクシは青い車に乗っている。１０万年落ちの中古の軽だが、革貼りに見える偽レザーシートをかぶせてベンツだと自己催眠をかけているので快適である。元々、昔の彼女がスピッツが大好きで名曲「青い車」を聞きながら、青い車で海に行こう♪というネタがやりたくてこの車にしたのだが、その子は「ワタシは人生に安定を求めて生きます」と謎の言葉を残して公務員と結婚してしまった。 アンニョイな午後。数少ないお客サマからお呼び出しを頂戴したので、幸せを運ぶ青い鳥ならぬ車で街に乗り出した。ワタクシもたまには仕事をしているのだ。１１月になり冷たくなった風がワタクシの頬をやさしく撫でて、置いてきた何かを見に海に行きたくなったが、踏ん張りの精神で渋滞の道を高速代をケチってトロトロ運転で走行する。お約束でそうなる気はしていたが、約束の時間に遅れそうになり若干焦りながら、道端のＪＫを凝視しつつ道を急いでいた。 もうすぐ約束の地エ