プロフィールバックナンバー この法則は、フランスの心理学者、ピエール・ジャネが自著で、哲学者である叔父のポール・ジャネの説を、わかりやすく紹介したもののひとつです。 なぜ私たちは年を取れば取るほど、時間の流れを早く感じるのかということを、この法則は「心理的な時間の長さは、これまで生きてきた年数の逆数(0を除く数Nの逆数とは、Nで1を割ったもの。5の逆数は5分の1)に比例する」とまとめています。 すなわち、同じ1年でも、10歳の子どもの頃に感じる時間の心理的な長さは、40歳の頃に感じるそれと比べると、10分の1対40分の1で、4倍も長く感じられるということです。 これには、ピンと来る人が多いのではないでしょうか? そして、このように同じ年月でも、その心理的な長さを、だんだん短く感じるようになることについて、いいことも悪いこともあると考えられます。 いいことから言いますと、年を取れば