JPCERT/CCでは、Active Directoryが侵害されることによって被害が拡大する高度サイバー攻撃の事例を多数確認しており、これらの事例のなかには、脆弱性に対処していなかったり、ログが適切に保存されていなかったりしたために、被害状況の調査が困難なケースが多くみられました。 高度サイバー攻撃においてActive Directoryへの攻撃の検知は、深く侵害されるか否かの分岐点となります。検知が遅れると被害拡大の一途をたどるため、早期に検知し攻撃の流れを断つことが重要です。 本文書は、Active Directoryへの攻撃を効果的に検知するための方法と、そのために理解しておくべき攻撃手法の概略について記述した解説書です。これまでJPCERT/CCが数多くの高度サイバー攻撃の対応支援をとおして得られた知見を次のようなポイントでまとめています。 - Active Directoryへ
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