<J1:磐田2-1G大阪>◇第34節◇1日◇ヤマハ J2に降格したG大阪の日本代表MF遠藤保仁(32)が、来季も残留する意向を示した。最終節磐田戦は敗戦。93年のJリーグ元年から1度も降格したことのなかった関西の名門が、最悪の事態を迎えた。14年末まで契約を残す遠藤は「(チームに)残ります」と明かした。一方で、親会社パナソニックの経営が悪化していることで、クラブは大幅に運営費を削減する可能性もあり、残留が正式決定するのは、今後の交渉次第になる。 現実を受け止めるまで、時間がかかった。遠藤は試合が終わると、真っ先にピッチから消えた。涙も出てこない。大観衆から湧き起こる悲鳴と、罵声だけが、やけに静かなロッカー室まで届いてきた。優勝候補に挙げられながらまさかのJ2降格。気持ちを整理して取材エリアに現れると、来季に向け言葉をつないだ。 「(チームに)残ります。基本的に2014年まで契約が残っている