横浜最大の歓楽街・伊勢佐木町に隣接する若葉町(横浜市中区)と周辺で、売春などの目的で路上で男性客をとる「街娼(がいしょう)」のうち、「男娼(だんしょう)」として金を稼ごうと来日する外国人男性の検挙が増えている。新型コロナウイルスの水際対策の緩和で、来日しやすくなったことが影響したとみられる。住民の声を受け、神奈川県警が取り締まりを強化している。 【写真】短いスカート姿で立ち続ける人 JR関内駅から徒歩十数分、マンションやビルが立つ若葉町とその周辺。深夜、雰囲気が少し変わる。 コインパーキングやビルの脇にタイトなスカートの長身の姿。道行く男性が近づき、目が合うとほほえみかける。片言の日本語で「こんばんは。遊びはいい?」。男性と街に消える人も少なくない。 「町の雰囲気が悪く、夜、住民は歩きたがらない」。約1千人の住民が暮らす若葉町町内会の会長、芦原将(すすむ)さん(83)は話す。今年6月ごろか