JB先生の講演から-最後に （ICAAC2011から） - 感染症診療の原則JB先生の講演は微生物学から疫学にまで広い視野を持った大変興味深い内容でした。 最後にJB先生は、最近の感染症を囲む環境の変化、医療全体の変化について話しておられました。 ＃１：抗菌薬の枯渇と耐性グラム陰性桿菌について ・1990年までは抗菌薬を作る会社の数は19社あったのに、今は5社しかない。JB先生がBig pharmaの人に「何で新しい抗菌薬を作らないのだ・・」と小言をいうと彼らの回答が・・ ・抗菌薬は使用してもらってもせいぜい１週間から２週間。血圧やコレステロールの薬は一生もの。（○○先生は抗菌薬は短く使えといってるじゃないですか） ・抗菌薬は新しく開発しても使ってもらえないかも。（○○先生は新しい抗菌薬に飛びつくな・・といってるじゃないですか） ・抗菌薬は新しく開発してもすぐ耐性とられるかも。（感染症の先生がたは耐性菌が出ると学会発表できますが我々は・・） ・それにしても現在の耐
