一般の方の多くは、遺産分割調停のなどの裁判手続になると「解決までにとても時間がかかるのでは?」ということを心配されます。 では実際にどれくらい時間がかかるかというと、ケースバイケースとしか言いようがないのですが、個人的な経験では、解決までは短くても6ヶ月、通常は1年くらい、長ければ2~3年、はたまた5年10年・・・という状況だと思います。 なぜ時間がかかるかというと、調停の進め方というのは概ね といった順序で話を整理しながら相続人全員の合意を得ながら進めていくことになるのですが、そもそも、この調停自体が1~2ヶ月に一回のペースでしか開かれない上、一回の調停も概ね2時間程度で終わりますので1回あたりに話ができる内容も自ずと限られてきます。 相続人間で意見の対立の激しい争点(特に2~4でつまづくことが多いです)があると、合意ができるまで調停期日を何回も重ねることとなり、そのため解決までの期間も