自然言語処理論Ｉ 6.文法4(格文法と格フレーム)1 自然言語処理論Ｉ 6.文法4(格文法と格フレーム) 2 格文法(case grammar) Fillmoreが提唱 語と語の間の意味的関係をどのように表現 するか 文の意味構造を動詞を中心とした格構造に よって表現する 3 格(case) 単語間の意味的な関係 特に，動詞と名詞の間の意味的関係を指す 2種類の格 表層格(surface case) (構文木から)表層的に決まる格 英語: 主格，目的格，所有格 日本語: ガ格，ヲ格，ニ格 深層格(deep case) 表層だけでは決まらない、真の格 深層格の例 動作主格 動作を引き起こすもの John broke the stick 対象格 動作が作用する対象となるもの John broke the stick 場所格 動作が起こる場所や位置を表すもの Mary ate breakfast in her room 時間格 動作が起こる時間
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