持ち運びに便利な宇宙線検出器ができました。 この積みあがった黒い箱の中にプラスチックシンチレータとMPPCと高速アンプが入っていて、 そこから出た同軸ケーブルがZYNQ搭載のADCボード「Cosmo-Z」へとつながっています。 プラスチックシンチレータというのは、β線やミューオンなどの荷電粒子が入ると光るやつで、MPPCというのは微弱光用のセンサです。これらを組み合わせると、宇宙線などの荷電粒子センサになるというわけです。(検出しているのはミューオンだけじゃないけど) 基板を輪ゴムで止めているのかと思うかもしれませんが、この輪ゴムというのが絶妙な力加減を発揮してくれる弾性体であることに気が付きました。 真ん中に基板を寄せてくれるし、振動からやさしく保護してくれるし、MPPCのガラス面をぴたっとシンチレータに押し付けてくれるし、輪ゴム最高!です。 MPPCからの信号は、下の図のような感じで1