リストラが続く米IBMだが、その一方で同社はある職種を積極的に増やしている。デザイナーだ。2012年には375人にすぎなかったIBMの社内デザイナーの数は、2015年には1100人にまで増加。さらに2017年には1500人に増やす計画だ。 IBMの狙いは「デザイン思考」の実践にある。デザイン思考とは、「デザイナーの手法や考え方を応用にした、イノベーションを生み出すための方法論」のこと。米Googleや米Airbnbなどシリコンバレーの有力スタートアップが実践していることで有名だが、伝統的なエンタープライズITベンダーの代表格であるIBMも、実はデザイン思考の熱心な信奉者である。 「2012年にCEO(最高経営責任者)に就任したGinni Rometty氏は、デザイン思考にIBMの未来を賭けた」。IBMのDesign Principalを務めるDoug Powell氏(写真1)はそう言い切る
米IBMがサーバー向けプロセッサ「POWER」の知的財産(IP)を他社に公開し始めたのは2013年8月のこと。まもなく2年が経過しようとしている。POWERプロセッサのIPが公開されることで、IBM以外の企業が独自のPOWERプロセッサを開発したり、POWERプロセッサを搭載するサーバーを開発したりできるようになった。 IBMのFellowで、POWERプロセッサの仕様のオープン化を推進する米OpenPOWER FoundationのPresidentを務めるBrad McCredie氏(写真)は、「OpenPOWERの取り組みは順調だ」と語る。米Googleや米Rackspace HostingがPOWERプロセッサを搭載する「ホワイトボックス・サーバー(メーカー名の無いサーバー)」を開発しているほか、独自のPOWERプロセッサを開発する中国メーカーも現れ始めているからだ。McCredi
情報産業史 巨人と5人の小人達 All rights Reserved Copyright Minoru Inoue 1 情報産業史 1.コンピュータの誕生 ・ENIAC(Electronic Numeric Integrater And Calculator) ・1946年に公開 ・17,468本の真空管と1万個のコンデンサ、スイッチ6,000個 ・全長30m、総面積170㎡、重量30t、常時6人の技術者が必要。 ・弾道研究所の指示で、 ペンシルバニア大学 陸軍兵器局 J.モークリ、 J.P.エケット、 H.ゴールードスタインが開発。 ・ワイヤードプログラム ・いままで微分解析機で10∼20分かかっていた1本の弾道計算を 3秒で計算。 All rights Reserved Copyright Minoru Inoue 2 情報産業史 出典:長谷川裕行著、「ソフトウ
IBMが4月11日から米ラスベガスで開催したイベント「IBM Impact 2011」は、仮想化やクラウドといった最近流行のキーワードが踊るイベントとは異なり、「いかに企業のアジリティをITで実現するか」をテーマとしたエグゼクティブ向けのイベントでした。 アジリティを実現するキーワードとなったのがService Oriented Architecture(SOA、サービス指向アーキテクチャ)です。既存のシステムをSOA基盤によってサービス化し、柔軟なビジネスプロセスを実現することでソフトウェア資産を活かしつつアジリティへの変革を実現する、というのが同社のメッセージ。 2日目の基調講演の内容を、公開されているビデオを基にダイジェストで紹介します。 SOAをインフラとし、ビジネスアジリティを実現する ソフトウェア&システムズ担当上級副社長 スティーブ・ミルズ氏。 (昨日の基調講演では、企業の変
*はbiac氏のご指摘により「TDD採用により増加した工数」から修正した。 欠陥密度はリリースが近いフェーズでのテストで検出された欠陥にもとづいているそうだ。 また、次のような知見が紹介されている。 途中でTDDをやめたり、途中からTDDをはじめてもうまくいかない。プロジェクトの開始時からやるべき(既存のソフトウェアの次バージョンから始める場合には言及がない) テストコードの実行速度に気を配り、速く実行できるようにする。それぞれのテストコードの実行は短くても結合すると膨大な時間になってしまう場合がある。 テストケース数、テストコードの行数、コードの行数、カバレッジ、発見されたバグと修正されたバグの数、を計測し、傾向を把握する。 開発開始、終了時には開発者の意向に耳を傾ける場を作る。今後も継続してTDDしたいかどうか。 どのプロジェクトもTDDを採用されなかったと想定した場合と比較して、工数
米IBMが世界最大のデータ分析を行うBI(Business Inteligence)用プライベートクラウドを構築し、社内利用を開始すると発表しました。このクラウド構築技術を商品化し、顧客にも提供する予定とのことです。そしてその実体は「メインフレーム」でできています。 IBM Press room - 2009-11-16 IBM Builds Massive Business Analytics Cloud for 200,000 Employees and Unveils Version for Clients - United States メインフレームとCognosで構築された世界最大のデータ分析クラウド 「Blue Insight」というコード名で呼ばれるこのIBM社内のプライベートクラウドは、48プロセッサを搭載したメインフレームSystem z10と、昨年買収したBIベンダー
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く