25日に発生した通信障害で謝罪会見を行い、障害の原因について説明するNTTドコモの岩崎文夫取締役常務執行役員(左)=26日、東京都千代田区(早坂洋祐撮影) 東京都心部などで25日朝、約4時間40分にわたりNTTドコモの携帯電話の音声通話やメールがつながりにくくなった問題で、同社は26日午前、都内で会見し、原因はスマートフォン(高機能携帯電話)の普及に伴う通信量の増大だったことを明らかにした。 パケット通信を利用して“無料”の音声通話を行うスマホのアプリケーションが急速に普及。これらのアプリが発信する「制御信号」が25日朝から集中し、25日未明に交換したばかりの新型パケット交換機に、処理能力を上回る負荷がかかったという。 会見で岩崎文夫・常務取締役執行役員は「お客さまに多大なご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます」と謝罪。再発防止を行うことを表明した。