http://d.hatena.ne.jp/kanjinai/20080805/1217942261 ちょうど「光文社古典新訳文庫」のローベルト・ムージル『寄宿生テルレスの混乱』(丘沢静也訳)を読み始めたところだったのだ。 寄宿生テルレスの混乱 (光文社古典新訳文庫) 作者: ローベルトムージル,Robert Musil,丘沢静也出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/09/09メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 34回この商品を含むブログ (37件) を見る上掲の森岡正博氏のエントリーは2008年のものであるが、最近再度関心が集まっているようだ。8月の末にブックマークが新たに7つ増えている*1。勿論、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』の翻訳が議論を呼んでいるということは以前から知っていたけれど。どうしてこんなに急に? さて森岡氏曰く、 私が光文社新訳問題に気づいたのは、