パリ・サンジェルマンのFWズラタン・イブラヒモヴィッチが、母国のためにひと肌脱いだ。 今月11日、ブラジルのサンパウロで「INAS-FID世界選手権」が開幕した。知的障害者のためのワールドカップという位置付けの同大会は、4年に一度、「本家」と同じ年に、同じ開催国で行われている。そこに出場しているスウェーデン代表のために、イブラヒモヴィッチがチームのブラジル渡航費35万クローナ(約520万円)を提供していたことがわかった。 本大会出場を決めたスウェーデンだが、A代表と違って大会の参加費用を捻出するのは簡単ではない。同チームのスタッフは資金集めに奔走し、これまでもスウェーデンの著名なフットボーラーたちに協力を求めてきた。 これに応え、ヨハン・エルマンデルやキム・シェルストレームなど代表クラスの選手たちがサイン入りのユニフォームやシューズをオークションに提供し、その収益を寄付してきた。その中で、