太陽に接近したアイソンすい星が壊れて蒸発したとみられることを受け、福島県田村市の天文台では、予定されていた観測会が中止になり天文ファンから「期待していたので残念だ」という声が上がっています。 福島県田村市にある星の村天文台では、太陽に近づくアイソンすい星を確認しようと、29日、一般の人を対象に観測会を予定していました。 天文台では、県内最大の65センチ反射望遠鏡ですい星を捉える予定でしたが、インターネットの衛星画像ですい星が崩壊した可能性を確認し、急きょ観測会を中止しました。 福島県相馬市から観察会に訪れた30代の天文ファンの女性は「すごく光れば楽しいと期待していたのですが残念としか言いようがありません」と話していました。 星の村天文台の大野裕明台長は「すい星の核の大きさが足りなかったことと太陽に近づく前に分裂していたことで、崩壊してしまったと思います。崩壊は残念ですが、今後、すい星の残留