【ニューヨーク12日時事】英BBC放送は12日、民主党「次の内閣」の財務相を務める中川正春衆議院議員が、「民主党が政権を握ったら、ドル建ての米国債は購入しない」と発言したと報じ、ニューヨーク外国為替市場でドルが対円で売られる要因となった。次期総選挙後に政権を担う可能性がある民主党の幹部が、ドルの安全性に懸念を表明したことで、ドルに対する不安が強まったとみられる。 【関連ニュース】 ・ 米長期金利が急上昇=10年物3.35%-5カ月半ぶり高水準 ・ 準備通貨・国債懸念提起せず=中国主席、オバマ大統領との会談で ・ 半世紀ぶりの中長期国債購入=景気下支えへ全力-NY連銀 ・ 中国で高まるドル不安=基軸通貨見直し論も浮上 ・ 2年、10年物が中心=NY連銀