本田圭佑（２４）に負けるな！ 横浜の木村和司監督（５１）は、若手選手たちに、Ｗ杯で活躍中の本田に刺激を受け、発奮することを期待した。中断期間でオフに入っていたチームは２７日、リーグ戦再開に向けて、横浜市内の専用グラウンドで本格的な全体練習を開始した。 優勝争いを今季の目標に掲げるチームは、現在リーグ６位。巻き返しを狙う木村監督は「本田と同じぐらいの年齢の選手は大勢いる。おれもやってやる、という気持ちになってほしいね」と話した。 この日はグラウンドに選手を集め、「プロの心得」を説いた。「何のために練習をするのか。試合に出てお客さんを楽しませ、喜ばせることのはずだ。試合に出たいなら、普段からもっとアピールしてほしい」。練習中も「一見、面白くないと思う練習でも、実際の試合をイメージしてやってみろ」と厳しい表情で声を掛けていた。

横浜の木村和司監督（５１）が、若手選手の「ハングリー精神の欠如」をぼやいた。今後ナビスコ杯予選リーグが予定されているが、Ｗ杯出場メンバーのＤＦ中沢佑二（３２）ＭＦ中村俊輔（３１）はチームを離れる。控え選手にとって出場機会を得る絶好のチャンスとなるが、同監督は１８日の練習後、「若い選手が気持ちを見せてくれるか期待しとったけど、いまひとつ感じられない」と不満顔を見せた。 この日はサイドからの攻撃やルーズボールの処理などの練習を行った。「こっちが言えば考えて練習するけど、言わんとやらん。言われてやるのは楽しくないやろ。言われる前に自分で考えてやらんと」と嘆きは続いた。 さらに「精神的に甘い。契約も環境も恵まれているからかも知れん。ここ（横浜）にいられるだけで満足しとる。危機感やハングリーさが少なくなってきとるのお」とぼやいた。「チャンスはいくらでもある」とナビスコ杯リーグ戦での若手選手の奮起と成

横浜の木村和司監督が、Ｗ杯に出場するＭＦ中村俊輔に、置き土産の一発を期待した。Ｗ杯前最後のリーグ戦となる、１５日京都戦について「（俊輔に）セットプレーで１発決めて、気持ちよくＷ杯に行ってほしいのう。俊輔ここにあり、というところを見せんとね」とコメント。日本代表の司令塔として、長年ファンの期待を背負ってきた経験も踏まえて、Ｗ杯への期待値が高まるような活躍を求めた。

＜Ｊ１：新潟２－１横浜＞◇第１０節◇５日◇東北電力ス 横浜の木村監督が試合後に険しい表情になった。スコアは接戦となったが、内容には不満足。「ボールを蹴って下がってばかりじゃサッカーにならない」と吐き捨てるように言った。ハーフタイムには「プレーが軽すぎる。（球際で）怖がっていたらサッカーにならない。ボールを奪いに行け！」と厳しい口調で指示した。「後半は少し、戦う気持ちが出てきたが」と言いながらも、表情は固いままだった。

＜Ｊ１：鹿島３－１横浜＞◇第８節◇２４日◇日産ス 横浜が今季初の攻撃的布陣４－３－３で王者に挑んだが、結果は出なかった。木村和司監督（５１）は会見の第一声に「ちゃぶられました」と、好んで使う言葉を選んで悔しさをにじませた。鹿島のシュート１０本で３得点に対して、２０本で１得点に終わった。鹿島について「完敗です。試合巧者というか、力の使い方など頭が下がります。悔しいぐらいちゃぶられた」と現時点での実力差を認めていた。

勝利の美酒を飲ませてくれ－。横浜の木村和司監督（５１）が“ワシ流ゲキ”を飛ばした。現在リーグ３位と好調の横浜は３日、勝ち点差１で２位の清水と対戦する。２日に横浜市内で行った最終調整を終え、クラブハウスに引き揚げた同監督がぼやいた。「最近（お酒を）飲んでるかって？ もう２週間以上も飲んでいないなあ」。 現役時代に「酒をやめるぐらいなら、サッカーをやめる」と豪語したほどの酒好きに一体何が起きたのか。「試合には勝っているけど、全然面白くない。サッカーがつまらんから、家に帰っても飲む気がせんのよ」としょんぼりと話した。アルコールを楽しまないため、就寝も解説者時代より数時間ほど早まっているという。 チームは結果を残しているが、内容に不満がある。理想のサッカーは、意外性あるアイデアを交えた攻撃的な姿勢を貫き、最後まで相手を翻弄（ほんろう）するスタイル。最近２試合（神戸戦、山形戦）では攻撃サッカーが発揮

まだまだちゃぶり足りんわ！ 横浜の木村監督が２１日、技巧サッカーのさらなるレベルアップを求めた。高い技術を誇るＭＦ中村やＦＷ山瀬の活躍で、チームは２０日川崎Ｆに４－０と圧勝。だが指揮官は「もっともっとちゃぶらな（相手を翻ろうしなければ）あかん。今までの場所ではなく、ピッチ上のゴールまで残り４分の１くらいのところでちゃぶらないと、相手が嫌がらない。勘弁してくださいというくらいやらないといかん」と合格点を与えなかった。 さらには「昨日もあと３、４点取って、うちと戦うのは嫌だというイメージを、相手に植えつけていかないと。勝負事ってのは、そういうもんよ」と付け加えた。長いシーズンを戦うことも見据えて「確かに川崎Ｆ戦くらいできれば、今後は楽しみよ。ただナビスコ杯などが入ってきて、日程がきつくなった時にどうなるか。だから先発していない若いやつに頑張ってほしいのよ」とサブ組の奮起も求めた。

リーグ戦黒星スタートとなった横浜の木村和司監督（５１）がＤＦ栗原勇蔵（２６）の復調を喜んだ。２月中旬に右太もも裏の肉離れで戦列を離れていた栗原は１０日、横浜市内の練習場で行った紅白戦に参加。次節１３日に湘南戦の先発が濃厚となった。紅白戦では積極的にボールを奪い、敵陣に攻め込む場面もあった。木村監督は「（復帰が）うれしくてしょうがないみたいで、ガンガン（敵陣に）上がっていきよって」とうれしそうに話した。 栗原も「怖さは少しあるけど、久々に（ゲーム形式で）ボールに触れた感じなので楽しかった」と満足げな表情を浮かべていた。