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  • 広島ユース森山監督の辞任がもたらす影響 - スポーツナビ

    広島ユースでJユースと高校サッカーが融合した理想のチームを作り上げた森山監督。今季限りでの退任が惜しまれる【写真:佐藤博之/アフロ】 12月19日に行われた高円宮杯U−18プレミアリーグ・チャンピオンシップで、東京ヴェルディユースを4−1で下し、3連覇を成し遂げたサンフレッチェ広島ユース。広島ユースの存在は、ただ単に強いだけではなかった。広島ユースが日の育成界にもたらしたもの。それはJクラブユースにおける、“がむしゃらさの追求”だった。 日の育成界では、よくJクラブユースと高校サッカーの比較をすることが多い。Jユースはこうだ、高校サッカーはこうだと。この議論は正直あまり好きではない。それはどちらにも良さと悪さがあり、大事なのはそれをいかに融合させて、日独自の育成スタイルを築いていけるかだ。それともそれぞれが独自色を出すことで、子どもたちにいろいろなバリエーションの選択肢を与え、自分

    itaruru
    itaruru 2012/12/22
  • 新たな攻撃サッカーの創始者となるのは誰か? - スポーツナビ

    クロップ監督(写真)は攻撃における独自の練習法を確立し、ブンデスリーガ2連覇を果たした【Bongarts/Getty Images】 今、ヨーロッパのサッカーは確実に“アタッキング志向”に傾倒しつつある。 1980年代後半にミランで名声を得たアリーゴ・サッキがゾーンプレスを発明して以降、相手から「どうボールを奪うか」にエネルギーが注がれ、守備こそが勝利への近道だと信じられてきた。 だがバルセロナが、その“守備神話”を打ち砕いた。ヨハン・クライフの哲学をもとに育成に取り組み続け、シャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタ、リオネル・メッシという新時代のフットボーラーを生み出し、ここ数年間で3度もチャンピオンズリーグ(CL)のタイトル(2006年、09年、11年)を手にしている。今や守備だけでは勝てないことがヨーロッパサッカーの共通認識となり、サッカー大国のビッグクラブはよほどの事情がな

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    itaruru 2012/09/19
  • スポーツナビ | サッカー|Jリーグ|コラム|マリノスと山雅、新たな物語の始まり=天皇杯漫遊記2011(1/2)

    マリノスと山雅、新たな物語の始まり=天皇杯漫遊記2011 (1/2) 4回戦 横浜F・マリノス 4−0 松山雅FC 試合前日、東京から上越新幹線に乗って越後湯沢で下車。特急はくたかに乗り換えるべく、薄暗いホームを移動しながらふと見上げると、たっぷりと冷気を含んだ冬の夜空に雪が舞っているのに気が付いた。そして、今さらながらに思った。「なぜ富山だったのだろう?」と。翌17日の天皇杯4回戦。J1横浜F・マリノスと長野県代表・松山雅FCのゲームは、なぜか富山で開催されることとなった。横浜FMと松との因縁については後述するとして、まずはこの開催地決定について言及しておきたい。 当初、会場が富山と決まったとき、どちらの関係者も「?」という想いが強かったはずだ。横浜から富山までは列車で4時間。同じ「北信越」のくくりである松からでも3時間以上はかかる。どちらにとってもアクセスはよろしくない。そも

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|清武弘嗣、紆余曲折を経てブレークしたテクニシャン(1/2)

    北朝鮮戦でもアシストを記録した清武。国際Aマッチ2戦目ながら存在感を示した【Getty Images】 台風12号の影響で時折、激しい風雨に見舞われた2日夜の埼玉スタジアム。アジア王者の日本代表は2014年ワールドカップ(W杯)アジア3次予選の初戦となった北朝鮮戦で、相手の手堅い守りを前に大苦戦を強いられた。前半からテクニカルエリアに出っ放しのアルベルト・ザッケローニ監督はじっと戦況を見続けていたが、後半15分にとうとう動く。右ひざ半月板損傷で離脱した田圭佑の代役として先発起用した柏木陽介に代え、背番号11をつける21歳のアタッカー、清武弘嗣の投入に踏み切ったのだ。 清武を2列目右に置き、ここまで左にいた香川真司を真ん中、右にいた岡崎慎司を左に回すという布陣変更は、「攻撃のスイッチを入れる」というサインだった。清武は登場から5分も経たないうちに2度のビッグチャンスを迎える。長谷部誠の折

  • スポーツナビ | サッカー|Jリーグ|コラム|負けに近い引き分け=犬の生活2011(1/2)

    内容からすれば、よく引き分けで済んだという試合でした。収穫は新加入の大島秀夫の活躍ぐらいで、かなり心配な出来。とくに守備。まずは、ここからでしょう。 J2通算166試合、49得点。ベテラン大島秀夫の獲得は正解だった。オーロイの戦線離脱以来、ルーキーの久保裕一が主に1トップとして起用されてきたがノーゴールだった。大島はオーロイ、久保と似たタイプで空中戦に強い。この試合でも着実に浮き球の落下点に入ってロングパスを的確にさばき、5分にはFKのクロスをヘディングで決めて先制した。 オーロイの欠場で、対戦相手は“高さ”の脅威がなくなっていた。実際には、ヘディングの打点に関してはオーロイも久保も大差がないと思う。オーロイは2メートル4センチの長身だが、ほとんどジャンプをしない。181センチの久保が30センチ跳べば、ほとんど高さに変わりはなく、むしろ久保のほうが打点は高いかもしれない。これは対戦相手

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|小倉会長「残念だが、ふさわしいチームは作れない」(1/4)

    小倉 今朝ですね、日時間の6時50分にコパ・アメリカ(南米選手権)に参加できないという手紙を出しました。出した先は、レオスCONMEBOL(南米サッカー連盟)会長、デルーカ事務総長、グロンドーナAFA(アルゼンチン協会)会長、メイスナーLOC(大会組織委員会)委員長、FIFA(国際サッカー連盟)のブラッター会長、この5名に手紙を出しました。 アルゼンチン協会がわたしの出した手紙をそのままホームページに載せているので、内容はお分かりかと思いますが、念のため誤解のないようにまずは読みます(※1)。 手紙を出した状況としては、原委員長が(欧州から)帰ってきて、昨日打ち合わせをしてからです。その前にザッケローニ監督を含めて、どういう対応をするかいろいろ検討してきました。 わたしはJリーグの実行委員会でJクラブの皆さんに約束しました。わたしが一端、南米協会に行って(辞退について)説明したんで

  • スポーツナビ | サッカー|ニュース|各クラブ1人、若手が原則 J2も南米選手権に協力

    Jリーグの中西大介事務局長は13日、日本代表海外クラブ所属の選手主体で出場する南米選手権(7月・アルゼンチン)に国内クラブから選手を招集する場合は「若手選手で各クラブ1人」との原則を示した。 Jリーグは13日に東京都内で開いたJ2実行委員会で、前日のJ1実行委に続いて南米選手権への出場を容認。代表候補選手を複数抱えるFC東京の阿久根謙司社長は、選手を出す条件として「(J1と)平等でお願いしますと伝えた」と語った。 また日協会の原博実強化担当技術委員長は、海外組を12人以上招集できない場合には出場は厳しいとの認識を示した。 [ 共同通信 2011年4月13日 18:13 ] 前後の記事 - [サッカー] 各クラブ1人、若手が原則 J2も南米選手権に協力日、13位に浮上=FIFA世界ランク - 4月13日練習試合は1勝1敗 サッカーU−22代表候補 - 4月13日柳沢、左膝手術

  • スポーツナビ | サッカー|コラム|バルサのパスはなぜつながるのか?

    バルセロナスクールでコーチを務める村松氏にパスサッカーを成功させる秘けつを聞いた【ジュニアサッカーを応援しよう!】 パスサッカーと言えば、いまや史上最強チームとの呼び声高いバルセロナの代名詞。サッカーに携わる人間であれば、その華麗で美しいパスサッカーにあこがれを抱く人も多いことだろう。実現するにはテクニックに優れた選手を数多くそろえないと困難なように思える。しかし、バルセロナスクール福岡校のコーチを務める村松尚登氏は、パスサッカーはテクニックのレベルがそれほど高くない子どもたちにも可能だと話す。「パスをつなぐサッカーは上手な子どもたちのためにあるのではなく、誰でもがやれるサッカーなんです」。この言葉が意味するものとは一体何なのか? 村松氏に真意を聞いた。 ■パスサッカーで重要なのは、的確なポジショニング ――パスサッカーと言えば、誰もが思い浮かべるのがバルセロナのサッカーです。どのようにす

  • スポーツナビ | サッカー|ニュース|慈善試合のJリーグ選抜に三浦知、小笠原、中村俊らを選出

    Jリーグは22日、東北地方太平洋沖地震の復興支援チャリティーマッチとして29日に大阪・長居スタジアムで行われる日本代表とJリーグ選抜の慈善試合に出場するJリーグ選抜「Jリーグ TEAM AS ONE」のメンバー20名を発表した。 Jリーグ選抜には、被災地となった岩手県の大船渡高校出身の小笠原満男(鹿島アントラーズ)、ワールドカップ・南アフリカ大会を最後に日本代表から引退した中村俊輔(横浜F・マリノス)、J2から唯一の選出となった三浦知良らがメンバー入りした。また、クラブハウスやスタジアムが大きな被害を受けたベガルタ仙台から、関口訓充と梁勇基が選ばれた。 Jリーグ選抜は、2010シーズンに優勝した名古屋グランパスのストイコビッチ監督が指揮を執る。「Jリーグ TEAM AS ONE」に選出された20名は以下の通り。 GK: 川口能活(ジュビロ磐田) 楢崎正剛(名古屋グランパス) D

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|ザッケローニジャパンのセットプレーを検証する(1/2)

    韓国戦での細貝の得点など、セットプレーをいかに得点に結び付けるかが、重要になっている【写真:AP/アフロ】 「現代サッカーにおける得点の3割は、セットプレーによって生まれている」 これは実際にスペインの調査機関で立証されている事実である。アジアカップのザッケローニジャパンが、決勝までの6試合でセットプレーから挙げたのは全14得点のうち3得点。一方、全6失点のうち、4失点はセットプレーから喫したものである。計算してみると、全得失点の3割5分は、実際にセットプレーから生まれたことになる。 また、見逃せないのはその得失点の内容だ。ヨルダン戦の素早いショートコーナーからの吉田麻也のロスタイム弾、シリア戦と韓国戦のPK、韓国戦の終盤に相手FKによる失点で引き分けに持ち込まれたこと……。PK判定については異論もあるかもしれないが、セットプレーによる得失点が、試合の結果を左右するものになっているのは

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|アジアカップの終わりに(1/2)

    「現時点で、日はアジアのナンバーワンと言えるのではないか? というのも、オーストラリアは地理的にアジアとは思えないのだが」 韓国との準決勝後の監督会見で、ザッケローニ監督にこのような質問が飛んだ。質問したのはイタリア人の記者だ(今大会では、アジア以外のジャーナリストも少なからず取材に訪れている)。日語に翻訳されると、多くの同業者の間から失笑がもれた。私も「それを言っちゃあ」と苦笑い。だが、実際に日のファイナルの相手がオーストラリアに決まると、先のイタリア人の質問は意外と核心を突いているような気がしてきた。確かに、アジアの頂点を争う舞台にオーストラリアがいるのは、はたから見れば不思議な感覚であろう。このところ日では、アジアカップの注目度が急上昇しているそうだが、普段サッカーを見ていない人から「ねえ、何でオーストラリアがアジアにいるの?」と質問されて辟易(へきえき)しているサッカー

  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|韓国戦後 ザッケローニ監督会見(1/2)

    非常にタフな試合になった。日韓戦はフレンドリーマッチであっても大変な試合になるのに、大会のひとつの試合ということで、さらにすごい試合になった。試合を分析してみると、前半は日が良かったように思う。サイドからいいコンビネーションで崩して、少なくとも3つビッグチャンスがあった。それでも先制される形になって、同点、逆転と、また上り坂の試合内容になってしまった。後半に関しては韓国のほうが良かったと思っている。フィジカルで押してきて、韓国の方が走れているという印象を受けた。また、ロングボールからセカンドを拾ってくる形でかなり押し込まれてしまった。(2−2となった)同点ゴールについてだが、終了間際に取られてしまい「簡単にいかないな」という感じだったが、韓国の戦いについても称賛しないといけない。非常にまとまっているチームという印象を受けた。そういった素晴らしいチームに勝てたことで、喜びはさらに増したと思

  • スポーツナビ|欧州サッカー|オランダ[エールディビジ]|カレン・ロバート、新たなチャレンジを求めて(1/2)

    「カレン・ロバートが海外移籍へ」――その第一報を耳にした昨年末、正直なところ驚いた。ここ数年、人の海外志向を間接的に耳にすることはあったが、どことなく現実のものに思えなかったからだ。なぜかといえば「顔は外国人だけど、学生時代の英語の成績は(5段階評価の)3。家族で唯一、英語が話せない」と自らを茶化して笑わせることがあるように、その印象が強く、まさか気で海外移籍を実行に移すとは考えられなかった。だがもちろん、そんな単純なイメージから来る驚きだけではない。実際にJリーグでの活躍自体、聞こえなくなって久しいものとなっていたのだ。このまま、プレーヤーとしては若くしてフェイドアウトしてしまうのではないか? そんな不安さえ抱かせるほど、カレンは過去の選手になりかけていた。 あらためてキャリアを振り返ってみると、カレンはサッカーエリート街道を何の躊躇(ちゅうちょ)もなく進んできた。市立船橋高では2

  • スポーツナビ | 全国高校サッカー選手権大会 | 第89回 | コラム・会見 | 「速攻型」の台頭、カウンターのイメージを覆す(1/2)

    滝川第二の優勝で幕を閉じた第89回全国高校サッカー選手権大会。今大会で特徴的だったのは、ポゼッション型ではなく、速攻型のチームが上位に残ったこと。速攻型は単純に「守って守って、ロングボールからカウンター」ではなく、攻撃の際に遅攻ではなく、素早く前線にクサビを当てて、そこから2列目やFWが矢継ぎ早に飛び出して、相手を切り崩していく。 代表的なのが滝川第二と立正大淞南だ。両チームに共通しているのは、やるべきサッカーがはっきりしており、特に攻撃のコンセプトが明確にあること。滝川第二は樋口寛規と浜口孝太の2トップという強烈な武器をフルに生かすべく、前線でフレキシブルに動く2人に対し、早い段階でクサビを当てて、彼らのコンビネーションから時間を作り、2列目が押し上がっていく。ここでポイントとなるのが、この2トップの突破力だ。樋口も浜口も個で突破できる力を持っていて、浜口がオフ・ザ・ボールの動きで、相

  • スポーツナビ | サッカー|Jリーグ|松田直樹「カズさんがやめない限りやめたくない」(1/2)

    ■16年間マリノスにいたので不安はありました 今日はお忙しい中、お集まりいただき、ありがとうございます。長野県松市にある松山雅というチームに入団させていただくことになった松田直樹と申します。会社、チーム、ファン、サポーターが一丸となって必ずJ2に上がりたいと思っています。今日はよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。 ――J1の横浜F・マリノスからJFLに移籍することの不安や葛藤はなかったのか 正直、16年間マリノスにいたので不安はありましたけど、スタジアム(アルウィン)を見に行って、(大月弘士)社長の熱意や加藤(善之)GM(ゼネラルマネジャー)の話を聞いたところで、不安は消えていきました。そして松山雅は目標が決まっているチームなので、そこに向かって自分の経験や力を協力させてもらえればと思い、入団を決めました。ですから今は葛藤とかはありません。 ――横浜で引退せず現

    itaruru
    itaruru 2011/01/11
    ・゚・(つД`)・゚・ とにかくサッカー楽しめますように……
  • スポーツナビ | サッカー|日本代表|ザッケローニを襲ったアジアの混沌(1/2)

    大会3日目。ついに日の初戦当日がやってきた。今日の相手はヨルダン。最新のFIFA(国際サッカー連盟)ランキングでは104位である(日は29位)。普通に考えれば、決して難しい相手ではないように思われる。とはいえアジアの公式試合においては、このFIFAランキングほど当てにならないものはない。加えて、対戦回数が少ない相手であれば、なおさらであろう。 日がヨルダンとアジアカップで対戦するのは、今回がようやく2回目。前回対戦した04年の中国大会の準々決勝では、PK戦までもつれた末に、時の守護神・川口能活のスーパーセーブが何度もさく裂し、日が辛くも勝利している。それでもPK戦1番手の中村俊輔、2番手の三都主アレサンドロが相次いでシュートを外した時には、記者席で見守っていた私も「もはやこれまでか」と半ば観念しかけたものである。当時(04年7月)の両者のランキングは、日24位でヨルダン40位。

  • スポーツナビ | サッカー|Jリーグ|FC東京、厳しくも降格の現実と向き合って(1/2)

    降格が決まりぼう然とするFC東京の選手たち。最終節の前に残留を確定させられなかったことが響いた【写真は共同】 京都サンガF.C. 2−0 FC東京。浦和レッズ 0−4 ヴィッセル神戸。最終節で順位は逆転し、FC東京のJ2降格が決まった。 椋原健太は無言でミックスゾーンを通り過ぎた。止めることができなかった。囲み取材の場で、羽生直剛の口からは「信じられない」というつぶやきが漏れる。権田修一は「試合が終わり、ベンチの雰囲気を見て“うそでしょ?”という感じだった」と衝撃の瞬間を振り返った。今野泰幸はテレビ会見が終わった後、ペン記者に囲まれると「ぼう然というか。何も考えられない、何もやる気が起きない。力が抜けるというか、そんな感じです」と、心理的なダメージが大きかったことを包み隠さずに述べた。 記者同士顔を見合わせても、ファン、サポーターとばったり会っても、口を突いて出るのは「まさか、こんなこ

  • スポーツナビ | サッカー|Jリーグ|ハーフナー・マイク、J2で覚醒したゴールゲッター(1/2)

    長身痩躯(そうく)の男が眼下に“守備兵”を蹴散らす。難攻不落のはずの砦が、にわかに綻びを生じさせる。男は何人に囲まれようとも、その輪を突き崩し、“屍”を跨(また)いでも前進する。一騎当千。長髪を振り乱して攻め懸かるさまは鬼気迫るものがあり、その歩みは門をこじ開けるまで決して止まない。敵の砦を陥落させた時、異人の風体をした豪傑は高らかに勝ち鬨(どき)の咆哮(ほうこう)を響き渡らせる――。 2010シーズン、J2リーグ第34節終了時点で、ハーフナー・マイクは19得点を記録している。雄叫びを上げ続けた男は、首尾よくヴァンフォーレ甲府をJ1に導いた。 ハーフナーはサッカー選手だったオランダ人の父と、陸上選手だったオランダ人の母の間に生まれている。父のディドは日リーグ時代に来日したGKで、名古屋グランパス、ジュビロ磐田、コンサドーレ札幌などJリーグでも活躍。型破りなゴール前での強さは、アスリー

  • スポーツナビ | サッカー|Jリーグ|J1昇格をつかんだ福岡、躍進の要因(1/2)

    2006年シーズンでJ2に降格してからの過去3年間、昇格を口にしながら7位、8位、11位と低迷。アビスパ福岡は、ただの一度も昇格争いに顔を出すことなく苦しいシーズンを過ごしてきた。シーズン前、福岡は昇格候補のひとつとして数えられることはなかった。しかし、それを一変させてのJ1昇格権の獲得。その要因はどこにあったのだろうか。 ■待ち続けた歓喜の瞬間 「やりましたー」。福岡空港で丹羽大輝が叫ぶ。選手たちの凱旋を心待ちにしていた500人を超えるサポーターが「アビスパ福岡」の大合唱で応える。誰もが待ち受けていた瞬間だった。昇格の権利を得るまであと一歩と迫っていた福岡は、この日、アウエーで戦ったFC岐阜戦を2−0で勝利。遅れて試合を行っていた4位のジェフ千葉がザスパ草津に0−2で敗れたために3位以内が確定し、福岡は5年ぶりにJ1の舞台に立つ権利を手に入れた。 あらためて振り返れば、第6節から4連敗

  • スポーツナビ | サッカー|Jリーグ|2010年のまとめ(1/2)

    残念ながら昇格はできませんでした。アビスパ福岡との勝ち点5差から8差に離され、2試合を残して3位以内の可能性が消滅してしまった。 まだ2試合残していますが、昇格できなかったという事実を踏まえて、いったんここで今季をまとめてみたいと思います。 ■「1年で昇格」への違和感 昨季、ジェフ千葉はJ1から降格しました。そして、クラブが今季掲げていた目標が「1年でJ1昇格」。一見、妥当な目標ですが、僕は違和感を持っていました。戦力的にJ2の3位以内に入って昇格することは可能だと思っていましたが、それだけではまた1年で降格してしまうのではないか、と考えていたからです。1年で昇格、2年で降格では、あまり意味がないと思ったのです。 サンフレッチェ広島のように降格時に若手の多いチームならば、J2で経験を積み、昇格した後もチームは成長していきます。しかし、降格時のジェフはそうではありませんでした。降格したと

    itaruru
    itaruru 2010/11/24
    正視した上での暖かい目線。