【ニューヨーク=小谷野太郎】ソニーは26日、ゲーム機「プレイステーション」向けのインターネット配信サービス「プレイステーション ネットワーク」と、映画や音楽などを配信する「キュリオシティ」のシステムに何者かが侵入し、利用者の個人情報が流出した恐れがあると発表した。名前や住所、電子メールアドレスやパスワードなどが漏れた可能性があるほか、クレジットカード番号についても「証拠はないが、盗まれた可能性を排除できない」としている。 カード番号悪用の恐れも 両サービスには日本を含む世界約60か国の約7700万人が登録しており、過去に例のない大規模な情報流出に発展する恐れもある。サービスを展開するソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)によると、今月17日〜19日に外部のハッカーの攻撃を受け、一部の利用者の個人情報が改ざんされていた。その際に、他の登録者の個人情報も入手できる状態にあったとみられ