“国民総幸福量(GNH)”を国是に、ゆるやかな変化&発展を続けるブータン王国から、“最小不幸社会”をめざす日本へ11日ぶりに帰国した。 首都ティンプーに滞在中、学校を何校か取材。毎朝、国旗掲揚&国歌をハツラツと歌い、英語で授業を受け、校内を飛び跳ねる少年少女に心を洗われ、幸福量アップ。が、ネットで日本のニュースを拾い読みする度にゲンナリ。 民主党は“民主村”らしい。イライラ村長、カネの問題を抱える豪腕候補者、トンチンカンな仲介者、ギラギラな野望、ドロドロした思惑…。国民と乖離(かいり)した“村社会”へ逆走中の政治家らに、諸外国は「付き合ってられない」が本音では? さて、ブータン王国は九州ほどの国土に70万人弱の「幸せ度」が高いとされる人々が暮らす小国だ。内陸国で国境は2大国−インド&中国(チベット自治区)と接し、地政学上、微妙な位置にある。長らくインドに国を守られてきた関係だが、ヒマラヤ山