日本では各地にあるが、中には観光施設として転用されているものも見られる。煉瓦造の建物は、明治時代以降新たに興った産業や鉄道、軍などの施設として造られ、それ自身が歴史の証人であるといえる。また、耐震上の理由から現在では造られないため、独特のノスタルジーを感じさせ、地域のシンボル的な存在になっていることも多い。 よく知られるものとしては、以下のようなものがある。 北海道小樽市 - 小樽運河沿い倉庫街に煉瓦造倉庫がある。 北海道函館市 - 西部地区十字街そばに金森赤レンガ倉庫がある。 神奈川県横浜市 - 明治44年と大正2年に建設された2棟の倉庫。→ 横浜赤レンガ倉庫 石川県金沢市 - 明治末期から大正初期に建設された旧陸軍第9師団(金澤陸軍)兵器支廠の兵器庫3棟。→ 石川県立歴史博物館 福井県敦賀市 - 明治38年築の紐育スタンダード石油会社のモダンな倉庫。→ 敦賀赤レンガ倉庫 愛知県半田市