東京都調布市の市立富士見台小学校で昨年12月、チーズなど乳製品にアレルギーがある5年の女児(11)が給食を食べた後に死亡した問題で、担任の男性教諭が誤ってチーズ入りの食品を女児に渡していたことが8日、調布市教育委員会への取材で分かった。 市教委によると、当日の給食の献立はチーズを含んだ韓国風お好み焼きのチヂミだった。学校や担任は女児のアレルギーを把握しており、女児にはチーズを抜いたチヂミを提供したが、女児がおかわりを希望した際、担任が間違ってチーズ入りのチヂミを渡してしまった。同教委は7日夜の保護者会で経緯を説明した。 女児は給食を食べた後、体調不良を訴えて救急搬送され、約3時間後に死亡が確認された。警視庁調布署の行政解剖の結果、死因はアレルギー反応のアナフィラキシーショック死の疑いと判明した。