漫画家の手塚治虫さんの代表作「鉄腕アトム」の原画とされる1枚の作品がフランスの首都パリで5日オークションにかけられ、日本円でおよそ3500万円と、この日の最高値で落札されました。 オークション会社によりますと、この作品は1950年代に出版された少年漫画雑誌の1ページで、鉄腕アトムが悪者と戦うシーンが6コマ描かれていて、オーストラリアに住む人が、かつて地元で開かれた手塚さんの作品展を訪れた際に手に入れたということです。 オークションでは開始と同時に金額が跳ね上がり、手数料込みで26万9400ユーロ、日本円でおよそ3500万円と、この日の最高値で落札されました。落札した人の詳細は明らかにされていませんが、オークションに電話で参加した、ヨーロッパの国籍の収集家だということです。 フランスでは日本の漫画の人気が高く、とりわけ世界的に有名な「鉄腕アトム」の原画とされる作品がヨーロッパの市場に出ること