囲碁の七大タイトルの1つ、碁聖戦で、一力遼八段が、羽根直樹碁聖に勝ち、自身初となる七大タイトルを獲得しました。一力八段は新聞社で記者としても働いていて、日本棋院によりますと、新聞記者が七大タイトルを獲得するのは初めてだと言うことです。 囲碁の第45期碁聖戦五番勝負は、タイトルを持つ羽根直樹碁聖に一力遼八段が挑み、ここまで2連勝している一力八段がタイトル獲得まであと1勝に迫っていました。 14日、東京の日本棋院で行われた第3局で、一力さんは羽根さんを投了に追い込んで勝ちを収めて3連勝とし、「碁聖」のタイトルを獲得しました。 一力さんが七大タイトルを獲得したのは初めてです。 一力さんは、宮城県出身の23歳。ことしの春に大学を卒業し、仙台市に本社がある新聞社、「河北新報社」に入社し、記者としても働く異色の経歴を持っています。 日本棋院によりますと、新聞記者が囲碁の七大タイトルを獲得するのは初めて