中村天風著『運命を拓く 天風瞑想録』 伝説の人、中村天風氏の本を数記事に渡って要約していきます。 インドの山奥でヨガの修行をしてきたという天風氏ですが、そこまでの経緯は並の小説よりもすごいです。 (僕も最初読んだときは、この人マジかよって思いました) そんな天風氏の講演録の中で一番売れている(と思う)本書を紹介します。 一言一言に魂がこもっているように思える素敵な本です。 天風氏の経歴 後の天風である中村三郎氏は1876年、九州の名家に生まれました。 身体的にも頭脳的にも俊敏で気性の激しい性格で、中学生の頃は包丁を持った相手と喧嘩し、包丁は相手に刺さり死亡し、三郎氏は正当防衛で釈放になったとか。 しかしながら学校は大学となり、父親の知り合いであり頭山満氏の元に預けられ、三郎氏は彼を師と仰ぎます。 そして17才の頃、陸軍中佐とともに中国の視察旅行(スパイ活動)に行きます。 軍事探偵としての訓
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