あらすじ江戸で縁切り状の代書をしている「縁切り屋」のお糸は、結婚の約束をした熊蔵とかつて付き合いのあった美和との間に熊助という息子がいたことを知り衝撃を受ける。 今一度、自分の思いに目を向け、この縁にしっかりと決着をつけようと、美和と熊助の元へ向かった熊蔵に会いにいくお糸だが。 熊蔵との縁の行方とはじめて知る母のこと熊蔵自身も知らなかった熊助の存在。 美和は身を引くと言い、熊助は父を求めて泣きます。 そんな状況の中、お糸はまた改めて自分の気持ちを見つめ直し、熊蔵ともう一度話をしよう、と決意。 ところがいざたずねてみると、熊助の猛烈な反撃に遭い、やはりこの縁は結ばれるものではなかったのだと、熊蔵への縁切り状をしたためるお糸。 いつも依頼者に関わるものを見せる生き霊がお糸に優しい光を見せ、思わず手を差しのべたところ、泊まる場所を提供してくれている三輪の婆さまが「おっかさんが来ていただろう?」と