環境を通じて経済をコントロールする〜社会的共通資本の理論 2008年1月 9日 経済・ビジネス環境 コメント: トラックバック (0) (これまでの 小島寛之の「環境と経済と幸福の関係」は こちら) あけましておめでとうございます。今年も、もうしばらくの間、引き続きこのブログをご愛読お願いいたします。 新年といって思い出すのは、少し昔の日経新聞である。この新聞では、ある時期、「やさしい経済学」というコーナーの新年の回はいつも宇沢弘文先生が担当していた。いってみるなら、宇沢先生の論説は「縁起もの」だったというわけなのだ。 当時ぼくは、まだ経済学の道には進んでおらず、単に世田谷区の主催する市民講座で宇沢先生のゼミに参加していただけの一介の社会人だった。そして、毎年、新年の宇沢先生のこの論説を、それこそ「初詣のように」楽しみにしており、切り抜いてスクラップして何度も繰り返し読んだものだった。 そ
京都議定書の目標は達成できない?〜年の初めに日本の政策「早わかり」ガイド 2008年1月10日 環境 コメント: トラックバック (0) (これまでの 石井孝明の「温暖化とケイザイをめぐって」はこちら) ■京都議定書をめぐる政策は? 2008年が始まりました。読者の皆さまにとって素晴らしい年であることをお祈り申し上げます。 しかし、温暖化防止政策の面から日本の行く末を考えると暗い気持ちになります。京都議定書の第一約束期間(08〜12年)が始まりました。同議定書による温室効果ガスの削減義務は、1990年比で6%減ですが、06年度の速報値は6.4%の増加と逆に増えています。それなのに、日本は実効性のある対策を何も打ち出していません。 年の初めに京都議定書をめぐる政策の方向を整理してみます。 1・目標達成を目指す これは日本政府の公式の立場で、建前の上ではこの方向で政策が進むでしょう。環境省と
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