相次いで発覚したジェネリック医薬品の製造不正問題。 その影響と背景を全3回のシリーズでお伝えします。 第3回は大手ジェネリック医薬品メーカーの沢井製薬。 業界の置かれている厳しい現状を澤井健造社長に聞きました。 第1回 疲弊する医療現場 はこちら 第2回 不正の背景は?専門家に聞く はこちら 1. 急拡大のジェネリック医薬品 「企業によってはスピードについていけない部分もあった」 大手ジェネリック医薬品メーカー「沢井製薬」の澤井健造社長。 業界で相次いだ不正の背景について、「国のジェネリック医薬品の拡大政策にメーカーの安全性の確保が追いつけなかった側面がある」と話します。 澤井社長 「もちろん製薬企業としてはあってはならないことが起こったと考えておりますが、急激にジェネリック医薬品が広まったことによって、工場における品質の管理や製造工程の管理が非常に難しくなっていったのではないかと想像して