オレオレ詐欺があの手この手で高齢者をだまくらかしてきたせいで、地味に迷惑を被っている。 耳が遠い高齢者、施設に入った高齢者などのために、何かしらの手続きをしようとするたびに、委任状だけでは足りずになんだかとてもややこしい確認手続きが必要になり、それでも最終的にはご本人でないとダメです、ガラガラガッシャーン!とシャッターをおろされたりするのだ。 元を正せば、すべてオレオレ詐欺のせいだ。 余計な手間が地味に積み重なっていくと、オレオレ詐欺に加担したものはすべて「黄金の日々」の川谷拓三のような目に遭えばいいと呪いの念を送るほどにイライラする。 特に厳しいのが銀行関係で、私の父も義父もかなり耳が遠いのだが、「ご来店いただくか、あるいは電話でご本人だけに教えます」という事態に何度か陥った。 あるときなど、銀行との電話で義父が全然聞こえてないので、横から「生年月日を聞かれてるよ」とか「住所を聞かれてる